交流人口を増やし、四国を元気に
米紙ニューヨーク・タイムスの推す「訪れるべき52カ所」として、2015年に四国、2018年に瀬戸内地域が選ばれました。
海外からも注目される四国エリア。一方で、急激な人口減少により、その魅力を際立たせるお遍路、瀬戸内海の島々など独自の文化・景観を育む基盤は揺らいでいます。それらを守り、存続させるために、観光を通した地域活性化は有効な手段と考えます。
より多くの旅行者に四国に来てもらい、交流人口を増やすこと。さらに持続可能な観光を実現することが重要です。
私たち2人は四国という土地が好きで移住し、その魅力を伝えようとガイドになりました。
四国の宝物を地元の皆さん、観光客が見つけるお手伝いをし、地域と旅行者の間の交流を深めるのが私たちのミッションです。
持続可能な観光をめざして
SDGsは、国連が2030年までに達成をめざす「持続可能な開発目標」のことです。経済、社会、環境のあり方を見直す動きは当然、観光にも影響を与えます。
訪日外国人旅行者数は、コロナ禍の前は7年連続で増え続け、特定の場所に観光客が集中するオーバー・ツーリズムを招きました。確かに経済効果はあったけど、地域全体に利益をもたらしたか。観光資源でもある景観は保たれたか。観光客は満足して帰ったのか。功罪をふまえ、これまでの大量消費型の観光を見直す動きが出ています。
四国は幸か不幸か、オーバーツーリズムとは無縁の土地でした。ここから未来の観光を探っていきたいと考えています。